『ライアー×ライアー』『少女少年学級団』

あけましておめでとうございます！

更新ないまま年越ししてもうた（笑


年末年始で入手したマンガの話題。

『ライアー×ライアー』金田一蓮十郎

講談社サイトよりあらすじ：
ある日、ノリで友達の高校時代の制服を借りて街に出た湊はそこで義理の弟・透と遭遇してしまう！！　
別人だと言い張る湊を信じた透だけど、透はその「女子高生姿」のほうの自分に惚れてしまったみたいで…！！？　

面白いっす！！
説明するの面倒だからとりあえず読んでみな！絶対面白いから（笑
咄嗟についた一つの嘘を取り繕うためにどんどん嘘を重ねて行ってしまうという。
まさにドつぼ！（笑
笑って笑って笑ってキュンとします！
ドラマ化したら面白そうなんだよねぇ。
誰か妄想キャスティングしませんか？私も考えてるけどイマイチ思いつかず。

あと濃いです！単行本１冊で他の少女漫画の３冊分（あるいはそれ以上！？）あると思います。
割とコマが細かく割ってあるし、セリフの量も多いです。
でも流れに乗ってスラスラ読めちゃうのでそれほど感じないだろうけど。
もうちょっと少女漫画特有の大ゴマを使ってもいいと思うんだけどな。
人物の描き込みも少女漫画にしては淡白なので、もうちょっと透とかカッコよく描いてもいいと思うんだけどなあ・・・ｗｗ無表情だからかな・・・？
もともとハレグゥの人だからしょうがないのかも・・・。
しかしテンポの良さはピカイチ！！

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『少年少女学級団』藤村真理

集英社サイトよりあらすじ：
男の子みたいな見た目の小学生、中谷遥は野球大好き少女。
少年野球のライバルである渡とは毎日ケンカ、甲子園出場経験のある憧れの人、健には淡い初恋を? 何かと波乱アリの小学生ライフ!

これも非常に面白い！！
子どもが子どもっぽくていい！いかにも子どもがやりそうな失敗とか、勘違いとか、読んでいてほほえましくなってしまう子どもたちがいっぱい！
１巻読了後はてっきり３巻目くらいで中学生か高校生になるんだと思っていたら、あら、７巻に来ても小学生のまま進んでおります。
こんなタイトルだし、読み始めるとクラスのイジメとか友だちのこととかがメインなのかと思いきや、さすが別マ、ガチ恋愛モノでした！
小学生の「遥」が好きになるのが高校生の「健」。
その弟「渡」は遥が好きになってしまい、
渡の親友「カズ」も遥が好き。
健には忘れられない元カノがいたり、
巻を重ねるとその元カノも登場したり、

という大混戦！！（笑
とりあえず小学生の渡に勝ち目が全くないという・・・ｗｗ
高校生くらいになってステキに成長した渡なら健兄（けんにい）とも同等に渡り合えるだろうに。
良かれと思ってやることが全部裏目にでちゃうんだよね（笑
そこが渡の愛すべきとこなんだが。

しかし健兄のカッコいいことカッコいいこと！！
どうしたらこんな理想的な憧れのお兄さん像を作り上げることができるのか！！
もうね、言葉では伝えられないですね。
読んで体感してほしいです。

あと藤村真理という作家のすごさ。
一人のちょっとした発言がだんだん大きな波になって最後には集団イジメという図式を完成させてしまうあの自然な流れが読んでいてゾクゾクきてしまった。
そうそう、結局巨大悪のいない集団悪のイジメの図式ってこうやって完成するのよね、ウンウン、って思わず納得。
ボスがいてイジメが発生するなら単純にそのボスを倒せば解消されるけど、そうじゃなくて個々が自分の意志で一人を孤立させてしまう構図っていうのは誰か一人がイジメをやめたって解消されないんですよね。
何か発言に気をつけなきゃいけないなって考えさせられるマンガでもあります。
藤村真理の他のマンガも読んでみたくなってきた今日この頃。

しかし８巻目はまだなのーーー！！
今一番つづきが読みたいマンガの1つでもあります。